富士通スタジアム川崎[川崎富士見球技場] | |
住所 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-9 観客収容人数 3,800人 神奈川県川崎市、競輪場や競馬場の近くにある球技場です。 主にアメフト競技場として使用されており、社会人チーム「富士通フロンティアーズ」の本拠地として使用されています。 かつてこの場所には「川崎球場」という野球場がありました。 大洋ホエールズ、ロッテオリオンズ等の試合が開催されましたが、老朽化のため2000年にスタンドが解体されました。 その後は仮設スタンドを設置の上で球技場として使用され、2015年に現在のスタンドが完成しました。 新設されたメインスタンド(手前)とバックスタンド。 低い背もたれの個別席が並びます。 このように球技場として生まれ変わり、野球場の面影は無いように見えます。 しかしよく見てみると面影が残っている場所があります。 例えばバックネット跡にはカーブしたフェンスが残っています。 バックスクリーン側にもカーブした外野フェンス跡が残っています。 ラバーフェンスだけでなく、高い金網も野球場時代からのものです。 照明の鉄塔も野球場時代からそのまま残っています。 最近のスタジアムはスマートな照明が多い中で、鉄骨の入り組んだ鉄塔は歴史を感じさせます。 スタジアムに隣接する事務所内には、川崎球場に関する展示室があります。 野球、アメフト、プロレス…など様々な資料があり興味深いです。 ロッテオリオンズ関連の展示物も充実しています。 さて、前述の通り2000年までは「川崎球場」であった同球技場ですが、 解体が決定した2000年春に、横浜ベイスターズ対千葉ロッテマリーンズのオープン戦が開催されました。 大洋ホエールズとロッテオリオンズ、共にかつて川崎を本拠地とした球団同士の対戦でした。 自分もこの「川崎球場最後のプロ野球」を観戦しに行きました。 当時の球場の様子です。 椅子が壊れていたり金網が錆びていたりと、実際に見ると老朽化が目立っていました。 しかし同時に、最新鋭のスタジアムには無い「温かさ、居心地の良さ」のようなものも感じました。 試合は10本のホームランが出る乱打戦で、22-6でロッテの勝利でした。 最後の川崎球場を惜しむように、試合終了後はロッテオリオンズ時代の懐かしい応援歌が歌われました。 かつてのネット裏席から眺めるグラウンド。 大きく姿を変えましたが、これからも「川崎球場」は生き続けていきます。 [スタジアムTOPへ戻る] |
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